不妊症治療
視床下部-排卵障害クロミフェン療法
ゴナドトロピン療法
多嚢胞性卵巣症候群クロミフェン療法
ゴナドトロピン療法
くさび状切除術
腹腔鏡下手術
高プロラクチン血症プロラクチノーマ手術
ドパミン作動薬治療
黄体機能不全クロミフェン療法
ゴナドトロピン療法
黄体ホルモン服用
hCG 服用
子宮奇形子宮鏡下手術
子宮切開手術
卵管性不妊体外受精
腹腔鏡下手術
卵管鏡下手術
子宮内膜症一般不妊治療
腹腔鏡下検査・手術
GnRH アナログ・
ホルモン療法
体外受精・胚移植法
その他顕微受精
クロミフェン療法

クロミフェンは、視床下部に働いて、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH) の放出を促進
します。GnRHは、下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH) の
分泌を促し、排卵を回復させます。

無排卵周期症、第一度無月経など、月経異常の程度が軽い場合は、まずクロミフェン
療法を行います。 月経周期の5日目から50mg−100mgを5日間内服するだけで、
簡便な上、妊娠も十分期待できます。

ゴナドトロピン療法

FSH 製剤やヒト閉経期性腺刺激ホルモン (hMG)、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン (hCG)
を用いて卵巣に直接働きかける治療法で、強力な排卵誘発作用があります。

クロミフェンが利かない場合や、第二度無月経症の時に行われ、高い治療効果が期待
できます。 しかし、その反面、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群などの副作用もあるの
で、慎重な管理が必要です。
くさび状切除術

多嚢胞性卵巣症候群患者において、卵巣の一部をくさび状に切除します。
こうする事により、6ヶ月−1年間は自然に排卵が起きる事が分かっています。

腹腔鏡下手術 - 多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群患者において、卵巣の表面を腹腔鏡下で焼灼します。
こうする事により、6ヶ月−1年間は自然に排卵が起きる事が分かっています。

プロラクチノーマ手術

高プロラクチン血症の原因は、下垂体にできる腫瘍、プロラクチノーマによる事があり、
下垂体レントゲンや頭部 MRI で腫瘍の大きさが大きい事がわかった場合、手術でこれを
取り除きます。

ドパミン作動薬治療

プロラクチンの分泌は視床下部からのドパミンにより抑制的に制御されているので、
ドパミンの作用を持つドパミン作動薬が高プロラクチン血症に有効です。
テトロン、パーロデルなどが使われます。
子宮鏡下手術

子宮鏡下手術は、子宮および腹壁に直接切開を加える事をせずに子宮奇形を直す術です。
そのため、術後に腹腔内癒着を起こさず、有効な手術といえるでしょう。



子宮切開手術

開腹して、直接子宮の形を整える手術です。
ストラスマン法、ジョーンズ&ジョーンズ法、トンプキンス法などがあります。

卵管形成術

ある程度の長さの卵管が残っており、しかも機能的に障害が少ない場合は、術後自然
妊娠が期待されるため、卵管形成術が行われます。
これは、体外受精よりも成績が良いとされています。
手術用顕微鏡の下で手術が行われます。

体外受精

採卵術

超音波プローブを膣内に挿入し、超音波断層画面を見ながら卵胞に針を刺し、卵胞液と
ともに卵子を採取します。



媒精と培養

採取された卵と夫からの精子を混ぜます。 これを、媒精といいます。
精子と卵子は培養器の中で培養され、16−18時間後に観察して受精の判定をします。
正常受精卵はさらに2日間、2−8細胞期の胚になるまで培養されます。



胚移植

受精卵を3個、チューブを通して子宮内に入れます。

卵管鏡下手術

子宮からさらに奥の卵管内まで専用の管を差し込み、内視鏡を見ながら卵管を押し
広げる手術です。

子宮内膜症治療方針

まず、一般不妊治療を6周期行います。 これで妊娠が成立しない場合は、腹腔鏡検査
を行い、病巣が確認されればこれを焼灼します。
卵管周囲の癒着が軽度であれば、術後、一般不妊治療を6周期行います。 これで妊娠
しない場合は、GnRH アナログ・ホルモン療法を行い、さらに一般不妊治療を6周期行い
ます。
これでも妊娠しない場合は、体外受精・胚移植法を行います。
顕微受精

高度の乏精子症や精子無力症においては、媒精しても受精卵が得られにくいため、
顕微受精を行います。